反り腰は腰がS字に反っている状態のことを言います。反り腰になると、筋肉のバランスが崩れて慢性的な腰痛になります。猫背の人は、背骨を丸くしていると次第に反り腰になってしまいます。ヒールを履くことが多い女性も反り腰になりやすいです。腰痛の人は、反り腰かどうかチェックしてみましょう。リラックスして横になり、腰の下に手を入れてみましょう。手のひら1枚が入るのが正常な腰の反り具合です。縦に手を入れたときに指3本分以上開いているならば反り腰です。

反り腰になってしまうと、なかなか治すことができず、腰痛も改善できません。反り腰が治りにくいのは、大胸筋という胸の筋肉と大腿四頭筋という太ももの筋肉がガチガチに硬くなっているからです。この2つの筋肉を緩めると、反り腰が治り、腰痛を予防できます。

まずは大胸筋の皮膚をつまんで伸ばしていきます。大胸筋は鎖骨の下です。指先で軽く皮膚をつまんで引っ張りましょう。次に指を軽く丸めて指先で、鎖骨の下を軽くなでてほぐします。イタ気持ちいいくらいの強さでほぐしましょう。大腿四頭筋は、太ももの真ん中を走っている筋肉です。太ももの中央あたりを両手の指先でグリグリとほぐしましょう。とても硬い筋肉なので、しっかり奥までほぐしてください。足を真っすぐ伸ばしてほぐすのがポイントです。この2カ所の筋肉をほぐすだけでも、反り腰はかなり改善します。毎日続けて反り腰改善し、腰痛を予防しましょう。